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卯の花
野菜たっぷり入れた卯の花

インドにいる時、恋しくなるのは日本の味。
なんでしょうね~、発酵調味料の味はHomeを感じさせます。ホッとするんですね。
でも発酵調味料はピッタという火の質を上げますから、生まれつき火の体質が旺盛の人は摂り過ぎに注意が必要です。私は体が冷える時期は割と発酵調味料やごま油などをとりますが、体に熱が溜まっていると感じる時や夏はこれらを控えるようにします。というか、自然に欲しくなくなるんですね。今の時期はまだ発酵食品を楽しんでいます。

白たまり

白たまりは小麦を使った白い醤油で、大豆の醤油ほど熱性が強くないので、私は愛用しています。大豆の醤油と合わせたり、体調や季節によって使い分けています。和食の甘味には砂糖を使わずに、大抵「味の母」で甘みを付けます。みりんとお酒の両方の特徴があります。

菜の花

フレッシュミントのプラオ(焼きめし)に茹で小豆を入れてみた。
菜の花は大好物で、春の間は一日おきくらいに食べてる。これはカパという水の質のバランスを整えてくれるので、花粉症の人にはもってこい。

日本の野菜や調味料が大好きだ。
明後日からインド。本場のアーユルヴェーダ料理も楽しみだけど、とりあえず今は和食に癒されている。

☆アーラティー教室にて8月から新しい講座が始まります。詳細はこちらをご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています♪
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Om S'anti,




ズッキーニとビーツのキヌアサラダ♪こんなのを作るとボールを抱えて食べちゃう。温野菜サラダは夏の定番♪♬

昨日ヘアサロンへ行った。キャンペーン期間中のしかも土曜日だったから店内は混雑気味だった。
担当の人はとてもヴァータな感じのスラっとしたお姉さん。まずはシャンプーから。

「う~ん、弱いな~。」
と心の中のつぶやき。そう、ヴァータタイプの人は筋力は弱めで華奢なため、マッサージにはあまり向いていない。ちなみに私はピッタ・カパなので、強めのマッサージが好き☆

「洗い足りてないところはないですか?」
「・・・大丈夫です」
’もっと力入れてあらって~’って言いたいのを飲み込んだ。だって、ヴァータさんに無理言ったら申し訳ない。それでなくても混雑していてお疲れかもしれないし。。。なんて思ったり。。

しばらくして二度目のシャンプー。今度はカパっぷりの良いお姉さんが来た。どうやら混雑のため別の方がシャンプーするらしい。

やった~!(と心の中のつぶやき)

’気持ち良い~~~、やっぱカパの指はしっかりしていてもみほぐし具合がいいな~~’

そう、カパさんはヴァータさんに比べると筋肉や脂肪は多め、体格もしっかりしているから、マッサージにはもってこいなのです♪インドでアーユルヴェーダのトリートメントを受ける時も、ゴッドハンドを持つセラピストは大抵カパっぷりが良いのだ。

アーユルヴェーダの視点で世界を見ると面白い。
人の性質を見極めて相手を見ると、思いやりや受容する心が増える気がする。ヴァータさんはマッサージにはあまり向かないけど、でもカットをすると抜群のセンスを発揮する。アーティスト性や豊かな発想はヴァータの特徴だから。

皆がアーユルヴェーダの体質論で世界を見れば、もっと受容しあえるようになるのにな~、もっと世の中が平和になるだろうな~、とつくづく思う。

アーユルヴェーダやヨーガの学びは、心を豊かに、平穏に、調和的にしてくれます。
アーラティー教室にて8月から新しい講座が始まります。詳細はこちらをご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています♪

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Om S'anti,



インドのアーユルヴェーダホスピタルや療養所では毎日こんな感じの食事が提供される。発酵しない平パンのチャパティや虫野菜、野菜の炒め物、バスマティライス、豆のスープなど。もちろん無添加、ナチュラルにオーガニック。施設内でハーブや野菜を育てているところもある。

最近、冷蔵庫のミルクが減らない・・・。
いつも春になると、自然とミルクに手が伸びなくなる。それは春が浄化の季節であり、粘液や不浄なものを手放していく季節だから。冬の間に体内にため込んだものを排出して、クリーンな体でアクティブモードに変わっていくためのプロセス。体は意識しなくても、ちゃんと自然界のエネルギーの変化に合わせて体を軽くしたり、脂肪などの鎧を付けたりしてくれている。日ごろから体からの声に意識を向けて、それに逆らわないライフスタイルを送ることが大事なのです。

なぜミルクが減らないのか。それは、ミルクなどの乳製品が粘液の分泌を促進する食品だから。特に春になってアレルギー性の鼻炎や咳、痰が出る人は要注意。この季節は乳製品を控えましょう。もし摂取しなければいけない状況であれば、黒コショウを効かせると良いでしょう。黒コショウは粘液を燃やしてくれます。

自然の移り変わりに合わせて体を軽くしたり、心を開放したり、アーユルヴェーダは自然と調和した健康的な生き方を教えてくれます。
皆さんは、体からの声がどれくらい聞こえていますか?

カスタードアップル2カスタードアップル1
★カスタードアップルという果物、インドでは10月頃が食べごろです♪

オーストラリアに住んでいた頃によく食べていたカスタードアップル。そのお味はまるでカスタードとアップルを混ぜたような味!と言われています。熟した実を割ると中にはクリーム色の柔らかい果肉が詰まっていて、その果肉に包まれた黒い種はつるつるしていて宝石のよう。

マーケットアムラ

インドでは10月頃に食べ頃を迎えるので、この時期マーケットにはたくさんの美味しそうな子たちが出回ります。そして日本ではお目にかかれないアムラの実も!(写真右)アーユルヴェーダでは、アムラはトリパラ(トリファラ)という3つのフルーツの粉末を合わせて作ったハーブ薬の材料のうちの一つで、ビタミンCがすこぶる豊富です!体の過剰な熱を冷まし頭皮にも良いのでヘナパウダーの材料として配合されていることもあります。トリパラは3つのフルーツがヴァータ(風の質)、ピッタ(火の質)、カパ(水の質)の全てをバランスしてくれて、特に就寝前に摂取することで自然なお通じを促してくれるため、私はもう7年間も毎晩摂取しています。アーユルヴェーダではラサ―ヤナという心身に滋養を与えるハーブ薬なのです。

さあ、初の生アムラ!お味はというと??

「・・・・・・渋いーーー!」

激渋なんだけど、インド人の友人は涼しい顔して、
「塩をつけて食べるんだよ」と言ってむしゃむしゃ食べている。
きっと日本人が梅干しや納豆を食べるような感じなのかな・・。
ところ変われば味覚も変わる、、ですかね(^^;)。

Om.

ヨガクラスのご予約1
ヨガクラスのご予約2

festival1festival2
★近所の村でフェスティバルが開催されて、招待されたドクターと共に村を訪問した。お祝いの料理を勧められたが、パンチャカルマ中なので丁寧にお断りして、神様へのお供え物の豆のスイーツを少々頂いた。大変美味でした。

※Arati教室主催の「アーユルヴェーダ癒しと学びの旅」が終了し、生徒さんが帰国されました。和代は施設に残りパンチャカルマを体験しています。

パンチャカルマも終盤を迎えた。
ナスヤムのダイナミックな浄化が起こってから数日後も、様々なトリートメントが続いている。

振り返ってみよう。まず、スネハパーナム(薬用のギーを4日間かけて飲んだ後に、体内の消化管に集められた毒素を含んだギーを、小腸から根こそぎ排出する浄化法)を行った。その後、ウドゥヴァルタナムというボディスクラブマッサージで、全身の関節のお掃除をして、ナスヤム(点鼻の浄化法)で頭部のカパ(粘液)を減らす浄化を行った。あらかた浄化がすんでスッカラカンになった体に、ピジッチル(薬用のオイル5Lを全身に浴びるオイルバス)や、ヴァスティ(大腸に薬用オイルを入れて数時間ホールド後に出す)などを行って、体の隅々まで滋養を満たした(滋養を満たしながら残りカスのアーマ(未消化物・毒素)も浄化した)。
オイルバスなどでは、特に体の弱い部分に十分な栄養を与え、問題が起こりにくい強い体にして免疫も強くする。ドクター曰く、新しい免疫が作られるのだとか。時にこのオイルバスを受けると体重が増えることがあるのだが(ドライなスポンジが水を一気に吸収する原理に似ている)、今回私のたっての願いで、体重の増やさずに滋養を与えるオイルを使ってもらった。お陰で通常7日間のオイルバスで1~1.5kg増えてしまうところ、今回は1kg未満ですんだ。とはいえ、その前に数キロ減らしてはいるのだが。

解毒した後の空っぽの体に十分な滋養を与えることは、パンチャカルマの後処置のもっとも重要なポイントだ。それがきちんと行われれば、病気や不調がぶり返さない。ここで患者の状態を的確にとらえて、必要なトリートメントを与えることができるかどうかが、ドクターの腕の見せ所なのだ。浄化がうまくできていないうちに滋養を与えてもいけないし、滋養を与えすぎてもいけない。今回、我がドクターは素晴らしい腕を見せてくれ、4週間のパンチャカルマは大成功だと言ってくれた。

パンチャカルマが始まる前、クリニックに到着した次の日に血液検査を受けて、到着時の健康状態を調べた。そしてパンチャカルマが終わる時にも、また血液検査を受けた。
私はヘモグロビンが少々少な目なのと、尿酸値が低い事が問題だったが(ベジタリアンに起こりやすい傾向)、どちらも滞在中に平常値になった。また白血球の数が平常値内でありながら多めだったのと、アレルギー反応の数値が高めだったが、どちらも素晴らしく下がった。今杉花粉が飛んでも、きっと症状は出ないと思う。そしてコレステロール値が整って、文句なしの数値になった。しかし、これらの結果を生み出すためにパンチャカルマをしたわけではない。パンチャカルマをした結果、自然に体全体のバランスが整って、数値が改善したのだ。

アーユルヴェーダは、治療よりも予防に重きを置く医学だ(素晴らしい治療法が多々あるが、予防が大事だと強く勧めている)。パンチャカルマを年に一度行うことで、心身をくまなく浄化して滋養を与え、病気を未然に防ぐ。こんな素晴らしい予防医学があることを、世界中の多くの人に知ってもらいたい。そして、病気や不調で苦しんでいる人たちに、生きる希望を持ってもらいたい。
今回も、素晴らしい経験をさせて頂き、ドクターやクリニックのスタッフみんなに心から感謝している。そして、その体験を多くの人とシェアして、また生徒さんやアーユルヴェーダを体験したい人達と戻ってきたいと思う。

来年もGW期間中にツアーを催行することになった。
これからも、日本でアーユルヴェーダを学ぶ人達と、インドのアーユルヴェーダのスペシャリスト達とを繋ぐ懸け橋であれるよう精進していきたいと思う。

パンチャカルマ日記は終わりますが、和代のインド滞在記はもう少し続きます。
この続きは「インド日記'17」でご覧ください。

Om S'anti.

<続く>