※Arati教室の「南インド・アーユルヴェーダ研修旅行2018」が終了し、生徒さんたちが帰国されました。和代は施設に残り3週間のパンチャカルマを受けました。その体験記をどうぞご覧ください。

puffed rice
ああ、涙のパフドライス…


この日は一人の生徒さんが帰国する日だった。夕方5時の出発だったから、それまでには大方排せつは終わって、外に見送りに出られると思っていた。しかし、吐き気は尚も続き、悪化しているようにも感じられた。心身共に疲れ果てていて、あいさつに来てくれた生徒さんに、外に出ていけなくて申し訳ないと部屋で見送らせてもらい、その後もうんうんうなり続けた。そして、ちょうど車が出発する頃、トイレに駆け込んで、朝消化しきれなかったハーブ薬を吐き出した。苦しくて苦しくてどうしようもなかった。胃液とハーブ薬しか出てこない、胃を空っぽにしてから、何度もうがいをしてベッドに戻った。精魂尽き果てたような様だった。

その後もトイレに行き続けた。ハーブを全部消化しきれずに吐き出してしまったのに(しかも飲んでから10時間後!)まだまだトイレに行き続けている。一体私の体はどうなっているんだ??と疑問に思いながらも、夜の10時、午前2時、5時、7時とトイレに通い、まさに24時間かけた浄化となってしまった。

昨晩のキチリも、昼のライススープもほとんど食べられなかったから、空腹と脱水、糖分不足で朝5時頃から生きた死体みたいになっていた。

「ジュースが飲みたい・・・、甘くてジューシーな液体で体を潤したい」

6:15、ドクターのMessengerがアクティブになったのを機に、

「フレッシュジュースを下さい、できるだけ早く、お願いします…!」とメッセージを送った。

じきに「できるだけ早く用意するよ」との返事をもらうと、しばらくして身の回りの世話をしてくれているクマールジが作り立てのザクロのジュースとドライイチジクを持ってきてくれた。

吐き気に苦しみ、肩でゼーゼー深い呼吸をしながら、ゆっくり少しずつジュースを飲んでいくと、早くなっていた呼吸が落ち着き始め、心拍数が下がり、吐き気もましになっていった。グラス半分残してまた横になり、体の細胞中に栄養が満ちていくのを感じた。(続きを読むへ)

しばらくしてドクターが部屋にやってきた。状況を説明すると、「マンゴーも食べる?」と一言。私は、今のコンディションにはベストフルーツではではないと感じながらも、「yes, please」と迷わず返した。「あ、カパがでた。」と思った(好物への執着(汗))。でもやはり今の私にはザクロ以上のフルーツは無かったようで、マンゴーはいまいち体が喜ばなかった。結局後にとっておいて、その場はザクロで十分に体を潤した(マンゴーは胃で熱性なので、熱が溜まっている状況ではあまり心地よく感じません。ザクロは冷性なので下痢嘔吐のコンディションには良い果物です)。

ヴィレ―チャナあけの朝食はフルーツのみでメインの朝食は食べない決まりだが、私は前日に昼も夜も食べられなかったので、特別に量を控えめにして出してもらった。
フルーツの消化が終わったころに、大好きなパフドライスが運ばれてきた。

「お、、ぉおいしい~~~~~~!!!」

さっきまでの苦しみはどこへやら、幸せで、幸せで、幸せで、涙が出そうだった。生きててよかった!また食べられてよかった!そんな、大げさだけど、魂からの声が聞こえた気がした。
食べることは、生きること、生きるということは食べること。地球のエッセンスを個性豊かな食物たちを通して体に、心に、魂に取り入れる。これこそが、まさに生きるということなんだ…と実感した。

きれいに食べ終えると、しばらくぼーっとしていた。幸せの余韻に浸っていた。
アーユルヴェーダは、生きるということを様々な形で私たちに教えてくれる。常に喜びや、学びや、感動がある。適切な栄養を体に与えると、体は素直に反応して、身も心も満たされる。今回の浄化は決して楽ではなかったけど、また少し、自分への理解が深まった気がした。

明日は一日回復のためのトリートメントを受けて、明後日から体に滋養を与えたりバランスを整えるトリートメントに入る。一つ一つの経験を大切にしながら過ごしていきたい。(続く) →次回はなぜ地獄を見たのか、ドクターからの説明を書きます。


☆アーラティー教室にて8月から新しい講座「究極のアーユルヴェーダ&ヨーガ講座(全8回)」が始まります。詳細はこちらをご覧ください。ヨガクラスのスケジュールはこちらです。

パンチャカルマ2018⑦/地獄を見たわけ

「・・・なんでUSA?」