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★パンチャカルマ(5つの浄化法)の中でカパ(水の質)を減らす効果が高いナスヤム。顔と頭皮のオイルマッサージ、その後タオルでスティームし、両鼻にオイルを注入する
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※Arati教室主催の「アーユルヴェーダ癒しと学びの旅」が終了し、生徒さんが帰国されました。和代は施設に残りパンチャカルマを体験しています。

それは17日目に起こった。
Nasyam(ナスヤム)というパンチャカルマの5つの浄化法のうちの一つを受け始めて6日目の事。自分の鼻が、まったく新しものになったような感覚を覚えた。鼻呼吸をすると、鼻から脳まで、空気が一直線に駆け上がっていくような感じだった。

私の今回の治療の中で、7日間のナスヤムはとても重要だった。
ヨガを始めてから花粉症は大分軽くなったとはいえ、小学生から発症して、毎年春になると気がめいっていた。どうしてもエネルギーが下がってしまうのだ。そんな慢性の問題を根本から改善するために、ナスヤムは大変重要だった。

Nasyam(ナスヤム)は、慢性の鼻炎や花粉症を改善するのはもちろん、脳にもとても良い。鼻は脳への入り口と言われており、このナスヤムを行うと、脳細胞の老化防止や若返りに効果がある。頭部のカパ(粘液や水分)の量が健康な状態に保たれるため、鼻風邪やアレルギーなどは起こりにくくなる。頭部の感覚器官全体が浄化&滋養を得るので、感覚がクリアになる。炎症も改善される、と良い事尽くしだ。

まずは顔と頭、首~胸までの念入りなマッサージを受ける。
オイルにはひまし油が入っていて、肌がす~っとして心地よい。
十分にマッサージを受けたら、今度は蒸らしたタオルを顔の上でパタパタさせてスチームを当てていく。それを鼻からしっかり吸い入れて、いよいよ点鼻の準備をする。
顎を天井向けて高く上げると、片鼻ずつにアヌタイラムという点鼻薬がつぎ込まれる。
そう、初めは4滴ずつなのだが、日々量が増えていき、最高16滴まで増える。

想像してほしい。鼻にオイルを入れるというのがどんな感覚なのか。それは決して心地が良い感覚ではない、と私は思う。マッサージやスチームのお陰で4滴、6滴、8滴、10滴くらいまではきつい痛みも感じずにやり過ごせた。しかし、12滴を越えると、治療後に、鼻からおでこ~頭部にかけて焼けるような痛みを感じるようになった。そう、これを過去に経験していたから、いくらドクターから「アヌタイラムを使いなさい」と言われても、行動に移せなかったのだ。すでに2009年にアヌタイラムを試して、かなり痛い思いをして断念していたのだ。しかし今回は、しっかりと治療を受ける覚悟はできていた。そして、運命の6日目がやってきた。

その日は治療後、部屋にこもって動けなかった。
鼻から頭部まで、焼けるような痛みは2~3時間続いた。ベッドにうずくまって動けずに、ただただ痛みが薄れていくのを待っていた。
痛みに耐えるうちに、いつの間にか眠ってしまったようだ。気が付いて、起き上がって、鼻をかんだ。すると、今までに感じたことのない、鼻から頭頂まで駆け上がるような空気の通りを感じた。まるで、脳でダイレクトに息を吸っているような感じ。こんな完璧なクリアさを、人間は感じることができるのか!?と、感覚を疑ってしまった。まるで、新しい自分に生まれ変わったようだった。

便秘はしていなかったが、その日はお通じが4回もあって、色んなレベルでの「手放し」が起こっているように感じた。心が緩み、体が緩み、心身が本来の自分に戻っていくような気がした。

この日ダイナミックな浄化が起こったお陰か、最終日の16滴は難なくこなすことができた。そして、それから数日たった今でも、様々なことが起こっている。まず、食べ物の味の感覚が敏感になった。目の過剰な涙が減った、鼻の付け根のメガネが当たる場所が軽い炎症を起こしていて痛かったのだが、その痛みが格段に減った、またドクターによると、目のだるい感覚が消えたそうだ。(だるそうに見えていたらしい(汗))、そして、瞑想のクリアさが格段に上がり、サードアイに新たな感覚が芽生え始めたように感じている。これは今後も経過を観察していきたと思う。
ナスヤム万歳。

<続く>

※Arati教室のアーユルヴェーダ実践基礎講座の次回開講は、2017年秋を予定します。お問い合わせは随時お受けしております。講座の詳細はこちらです。

パンチャカルマ体験⑦最終回

パンチャカルマ体験⑤